受賞者一覧
環境部門
【功績申請の概要】
○サステナブル経営を推し進める中、フューチャーデザイン事業では「サステナビリティ」軸で廃棄包材のアップサイクルを実施。以前より工場で廃棄包材削減は取り組んでいたが、製造工程上どうしても生じてしまう廃棄包材(年間約94トン/2023年実績)が課題となっていた。商品パッケージに多く使われている複合フイルムや印刷されたフイルムは通常リサイクルが困難とされていたが、デザインファーム「ペーパーパレード」と協業し、カンロ商品の廃棄予定のパッケージをそのまま活かし、アップサイクルした雑貨(バッグ、サコッシュ、ペンケース)を製作。2023年8月にクラウドファンディングを実施し目標金額275%の結果となった。その後2023年12月からサステナブルセレクトショップのポップアップストアで期間限定販売を経て、アップサイクルの取り組みを継続していくため2024年2月からカンロのオンラインサイトにて販売中。サステナビリティだけでなくブランド価値向上としてステークホルダーから評価を得ている。 ○海洋プラスチックや施設・企業から出るプラスチックゴミをマテリアルリサイクルするスタートアップ企業「リマーレ」と協業し、カンロ商品の廃棄包材を粉砕・熱圧着して板状にし、建材等に応用できないか試作を進めている。カンロは今後も協業先とサステナブル課題解決を一緒に行い、資源循環型社会実現を目指す取り組みをしていく。
環境部門<食品リサイクル推進タイプ>(2023)
農林水産大臣賞
代表取締役 社長執行役員:高宮 満
所在地:東京都渋谷区
業種:ソース類等の各種食料品、医療原料、化粧品等の製造販売
【功績申請の概要】
多品種のマヨネーズを製造する過程で、異なる商品の製造への切り替え時に配管から排出されるマヨネーズなどの食品残さをバイオガス発電に活用し、2022年度(2021年12月~2022年11月)は、CO2排出量を約980t削減した(2015年度対比)。
【功績申請の概要】
現在、フードロス削減が社会課題のひとつとなっている。当社はこれまでも、 こども食堂やフードバンクへの寄付を通じてフードロス削減の活動を推進してきた。また、工場の生産過程でどうしても出てしまう食品残渣は、すべてを肥料や飼料にリサイクルしている。
【功績申請の概要】
当社は、弁当・総菜の製造販売業であり、かねてより製造時の食品ロス削減、可能な限り地域素材の活用に努めている。2022年にAIによる需要予測システムを導入し、その後も発注システムの見直しを図りながら、商品の廃棄量の減少に務めている。心をこめて作ったものが人の口に入らないということは、作り手にとって大変残念なことなので、当該システムの導入により、迅速かつ精度の高い商品製造と在庫管理が可能になった。