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受賞者一覧

令和6年度/第46回受賞者

食品産業部門[農商工連携タイプ](2024)
(一財)食品産業センター会長賞

山の季食彩工業株式会社

代表取締役:王 東云
所在地:富山県高岡市
業種:山菜加工食品・惣菜等の製造販売
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【功績申請の概要】

  • 山菜の水煮商品や乾燥品などの食品の企画・製造・販売を行っている企業。近年消費者の需要に対応し、国産原料、特に産地を特定した商品を積極的に商品化しており、その製品は、品質、価格両面で高く評価されている。富山県産の里芋を使用した水煮加工品は、産地の組合とも連携し開発を行った。食感、味において、大変優れた商品である。とうもろこしのレトルト加工品は、富山県南砺市(なんとし)の農家が、富山湾の海洋深層水を使用し栽培した、甘みの強い生でも食べることができるという特徴を活かし、収穫当日にレトルト加工し、美味しさを封じ込めた商品である。

●功績申請の具体的内容

(農商工連携の推進)

○県内畜産・農業の振興への貢献

契約栽培は、行っていないが国産原材料を使用した商品のうち、産地限定商品については、包装資材に産地を明記するなどの地域との連携を図り、産地の育成に努めている。

○生産者への技術指導等、農林水産業への支援

里芋については、南砺市の生産出荷組合と製品化に必要な品種、サイズの情報をあらかじめ共有し、連携を図っている。また、とうもろこしについては、農家から全量を買い取り、サイズにより、販路を振り分けている、このため、従来、捨てていたものを商品化することができ、食品ロスの削減にもつながっている。

○国産農林水産物を利用した新商品開発

オリジナル商品の企画も行っており、産地や利用者からの要望があれば、研究開発を含めた商品の開発を行っている。

○販売方式や販売ルートの工夫等による販売促進

スーパーマーケットトレードショーや県内外の展示会等に出展し、商品の特徴・原産地も含めて、PRし販路拡大に努めている。

(地域農林水産業との連携、地域活動等)

○地域農業、地域関連業界等、地域社会との連携状況

・富山県の代表的な食材である里芋は、富山県の推奨する「とやまの食材」であり、その生産組合と連携し、産地名を明確化し差別化を図った商品を製造、販売している。とうもろこしについては、生産者から全量を買い取って、分別し製品化している。

・富山県食品産業協会の認証に登録し、協会パンフレット等や富山県の県産品のPR事業に参加するなどによりPR、また、商品開発においては、県内の生産状況について、県や協会と連携を図っている。

○地域の雇用先としての貢献

従業員は、パートを含め、全員地元採用であり、地域の雇用に貢献している。