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受賞者一覧

令和5年度/第45回受賞者

食品流通部門(2023)
農林水産大臣賞

竹田 健介

所属:株式会社たけだ(代表取締役社長)
所在地:長崎県平戸市
業種:食品小売業(食品小売店主宰ボランタリーチェーンを組織する協同組合)

【功績申請の概要】

  • 平戸市という北松浦半島のさらに先端に位置する離島という二重のハンデの中で物流効率化に精力的に取り組み、全日食チェーン加盟店の拡大、食品流通の合理化を進め地域経済・社会の発展に貢献した。
  • 昭和56年に食品スーパーに転換、全日食チェーンに加盟し週3回、往復7時間かけて久留米物流センターで商品引き取りを行いながら、物流拠点を長崎県内に設置するため、自ら既存店舗の大型化と多店舗化を進めるとともに加盟店を募り、共同事業の拡大に尽力。昭和60年に長崎県内(平戸市、北松浦郡(離島含む)、佐世保市、長崎市、諫早市など)の加盟店33店への商品供給を行う長崎物流センターを実現。
  • さらに、高品質、豊富な青果を取り揃え店頭競争力を強化するため、熊本市場との連携強化に取り組み、平戸地区、伊万里(佐賀県)・松浦地区の青果販売の有力加盟店を募って、片道230キロにも及ぶ熊本田崎市場からの青果物の直接配送ルートを確立。
  • 平成25年当時、九州の鳥栖、長崎、熊本、宮崎及び鹿児島の5か所の物流拠点は既存施設の増改築・ドライ中心で課題が多かったため、HACCP準拠も視野に入れチルド物流施設の新設・集約化、生鮮センターの新設、3か所のドライセンター(鳥栖市等)の新ドライセンターへの集約化など、抜本的な物流効率化・高品質化に尽力。
  • 地産地消による消費拡大を推進するため、地域色(食)として、お寿司にこだわり、特に、その時期折々に近隣の港に水揚げをされる旬の魚(生魚)を“すしネタ”にしたお寿司の提供を積極的に販売し好評を得ている。