受賞者一覧
平成27年度/第37回受賞者
環境部門<容器包装リサイクル推進タイプ>(2015)
農林水産省食料産業局長賞
味の素ゼネラルフーヅ株式会社
代表取締役社長: 横山 敬一
所在地:東京都 新宿区
業種:飲食料品の製造販売
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【功績申請の概要】
- 近年、個食化、小世帯化、嗜好の多様化により、1杯ずつ飲用できるパーソナル製品は需要が高まり、市場が大きく拡大している。特にお湯や水を注いで手軽に楽しめるコーヒーミックス、ティーミックス等のスティック製品は、その簡便さから、家庭内にとどまらず、オフィスや屋外でも飲用が拡大し、市場規模は300億円を超えている。AGFはこのスティックタイプ飲料市場においてNo.1のシェアを獲得、市場の拡大に大きく貢献してきた。しかしながら、これらスティック製品は個包装で手軽であるが、大容量包装品より包装資材が多くなっており、消費者に環境負荷が大きいと感じられることが課題として挙げられていた。
- そこで、AGFは、2015年5月より<ブレンディ>、<マキシム><ちょっと贅沢な珈琲店>スティックシリーズを中身・包装への新技術導入により、パウダー当たりの味わいを濃厚にすることを可能にし、軽薄短小(省資源)および輸送効率の改善により環境配慮面で大きく刷新した。 すなわち、コーヒーやミルクの香り成分をアロマ化する新技術と短くなったスティックの粉噛み等がすることのない密封技術を採用することにより、味わいを濃厚にする製品リニューアルに合わせ、容器包装に関し、省ゴミ化と使い勝手の向上を目的に、大幅なコンパクト化を図った
- スティックの長さを15cm→13cmに2cm短縮し、それに付随して、カートン、段ボール箱の2次包材もコンパクト化を実施したことにより、年間のプラスチック素材の使用量を13%、紙使用量を8%それぞれ削減することができ、包装重量としては約400トン/年、CO2排出量としては、約1,400トン/年を削減することができた。また、段ボール箱のコンパクト化に伴い、パレット輸送効率も向上し、従来品と比較すると60%改善することができた。