受賞者一覧
平成30年度／第40回受賞者
【功績申請の概要】
- 卸売市場制度の改正問題については、全国中央市場青果卸協会の理事として、卸売市場が食料品流通の円滑化と消費者の生活安定に果たしている機能の重要性と必要性を関係方面に訴え続けた結果、同制度は卸売市場の基本的な機能を維持する内容で改正された。
- 豊洲市場の安全安心を実現するため、自社において自動立体低温倉庫やHACCP対応の加工・パッケージ施設等を建設・設置。また、青果卸売業者として国内で初めて食品安全マネジメントシステムの国際規格「FSSC22000」と国内規格「JFS-C」の認証を取得し、運用を開始した。
- 生産者と消費者を結ぶコーディネーターを自社の使命と考え、例えば、三ヶ日ミカンの無選別出荷を促進し、卸売段階で選別・小箱化することにより、産地の手間の削減と商品化率の向を図るとともに、消費者が買いやすいロットを実現する等、青果物流通の効率化と付加価値の創出に向けた改革を推進した。
- 豊洲市場について食品衛生上の疑念や風評被害などの課題への解決が迫られた中、東京都の新市場建設協議会等の委員を委嘱され、土壌汚染対策等の現地確認を繰り返し食の安全安心に問題がないことの確認に尽力。この結果、都知事による安全宣言がなされた。また、「築地から豊洲へ」を世界に発信できるよう、東京都や市場関係者と協力・連携し、豊洲市場の魅力アピール活動や外国人が安心・安全に市場を見学できる対策の検討、GAPの取組等を開始した。
