受賞者一覧
平成28年度/第38回受賞者
食品流通部門(2016)
農林水産大臣賞
嶋林 政行
所属:嶋林食品センター株式会社(代表取締役社長)
所在地:滋賀県栗東市
業種:業務用総合卸売
【功績申請の概要】
- 会長を補佐して本連合会の運営に携わるとともに、総務委員長として、会員である地域協同組合や本連合会の組織改革の一環として、関係法令の改正等を踏まえた定款、諸規程の整備等などに尽力。特に、本連合会の組織強化に積極的に取り組み、未組織であった東北・北海道地区の組織化を指導・支援。その結果、平成27年8月に(協)北日本給食会が設立認可され(同年9月設立登記)、同連合会の全国組織化・完全広域化を実現。設立後の(協)北日本給食会には、全国給食事業協同組合連合会を通じて学校給食用資材の提供を行い、北日本地区の食品流通に新たな道筋をつけている。
- 近畿地区(2府4県)の学校給食用食資材の卸売事業者で組織する(協)近畿給食会の理事長として、協同組合法の目的である相互扶助の精神に基づき、組合員企業のために積極的に経済事業を推進。特に共同購買事業にあっては、理事会及び事業委員会において組合員ニーズの高い商品について食品メーカーとともに協議・検討を行い、共同購買品目としての選定及びその支払条件等を取り決めるとともに、代金支払いについても、同給食会の保証の下に1ヶ月毎に一括して行うなど、食品流通の合理化とサービスネットワークの整備に尽力。組合員企業のための教育事業として、①全国給食事業協同組合連合会と日本給食品連合会との共催による若手社員を対象とした研修会に、組合員企業の従業員を積極的に参加させることにより、社員教育、メニュー提案、温度・品質管理、衛生指導などについて、組合員企業の従業員の能力開発とスキルアップに寄与。②研修会を毎年開催し、専門知識の習得・普及や、技能向上を図る等、組合員企業における専門知識の習得・普及や技能向上に尽力。
- 昭和54年に設立された(協)近畿給食会に創業時から参加し、同会の共同購買事業を積極的に推進する中で、流通経路の合理化、大量一括仕入によるコスト削減を実現。また、平成2年に、滋賀県栗東市に配送センターを新設し、冷凍冷蔵庫、冷凍車7台を保有して、低温食品流通の安全性確保、衛生管理の徹底を図るとともに、平成6年、コンピューターシステムを導入して、受注・発注管理、出荷、配送、納品、顧客管理、情報共有などをシステム化し、事務処理の高度化と食品流通の近代化に尽力。こうした努力により、現在、国産商品を中心とした安全・安心な食材を、主に学校給食に提供。(滋賀県下学校給食関係9割、その他産業給食・病院食等関係1割)