受賞者一覧
令和6年度/第46回受賞者
食品産業部門[農商工連携タイプ](2024)
(一財)食品産業センター会長賞
株式会社よしもとセールスプロモーション&エリアアクション
代表取締役社長:泉 正隆
所在地:東京都新宿区
業種:TV・ラジオ、ビデオ、CM、その他映像ソフトの企画、制作および販売 劇場運営、イベント事業、広告事業、ショウビジネスなど
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【功績申請の概要】
- 「よしもとカレー」は吉本興業東京本部の社員食堂で提供されている社員人気No.1のオリジナルカレー。よしもとカレーと各地域の地元食材をコラボレーションした商品、「とおかまち妻有(つまり)ポーク編」、「かわごえ里芋けんちん編」など12品を企画・発売し、地域おこしに貢献するとともに全国の人々を笑顔にすることを目指している。
●功績申請の具体的内容
(農商工連携の推進)
○生産者ヘの技術指導等、農林水産業への支援
「よしもとカレー」の商品化にあたり、試行錯誤を重ねるなか、こだわったのは吉本興業の原点である大阪。日本のたまねぎ栽培の発祥地である大阪は泉州地域で生産された「泉州たまねぎ」を採用した。大阪産(もん)の「泉州たまねぎ」は、水分が多く甘みがあり、肉厚で柔らかいのが特徴で、明治初期にアメリカから導入した栽培技術を継承する特にカレーに適した大阪の特産品である。これを使うことによって、スパイシーのなかにも、よりコクとまろやかさを引き出した「よしもとカレー」をつくり上げ、満を持して商品化することができた。
○生産者への技術指導等、農林水産業への支援
各地域の食材をメインにした商品開発支援および販売におけるメディア媒体等を使用した情報発信を行っている。
○国産農林水産物を利用した新商品開発
47都道府県の完成を目指して、継続的に地域との商品開発を行っていく。今後も第13弾の発売や、「よしもとカレー地域版」以外でのコラボ商品企画も検討している。
○販売方式や販売ルートの工夫等による販売促進
食材の地元地域だけの販売ではなく、東京・大阪の吉本興業が運営する劇場に入っているおみやげショップ「よしもとエンタメショップ」および吉本興業が運営するECサイト「Cheeky’s store」でも販売を行い、全国各地で購入できる販売方法を導入している。
(地域農林水産業との連携、地域活動等)
○地域農業、地域関連業界等、地域社会との連携状況
・吉本興業グループは、今まで全社で地方創生事業を進めてきた。2011年には「あなたの街に住みますプロジェクト」を発足させ、47都道府県すべてに"住みます"芸人を置き、自治体や地域企業等とのネットワークを築き上げている。
・吉本興業東京本社食堂で提供されている「よしもとカレー」を2021年11月にレトルト食品として商品化し、販売がスタートさせた。吉本興業が取り組む地方創生の一環として、全国各地の魅力ある地元食材と「よしもとカレー」がコラボレーションした商品を現在12弾まで販売している。レトルトカレーの商品開発だけではなく、農林水産省とタッグを組み、弊社主催の大型イベントにてコラボカレーの販売も行った。
○地域の雇用先としての貢献
2011年に始めた地方創生事業「あなたの街に住みますプロジェクト」では47都道府県すべてに"住みます"芸人を置くのと合わせて社員も各都道府県にて雇用した。現在も継続して、各地域に根付いた社員と芸人が二人三脚で地元で様々な活動をしている。