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受賞者一覧

令和5年度/第45回受賞者

CSR部門(2023)
農林水産大臣賞

味の素冷凍食品株式会社

代表取締役社長:寺本 博之
所在地:東京都中央区
業種:冷凍食品の製造・販売
> 公式ホームページ

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【功績申請の概要】

  • 停電や被災時に冷凍食品を有効に活用することでフードロス削減を目指すプロジェクトを2020年より開始し、この度、停電想定時の冷凍食品の衛生状態と品質の変化及び調理性をパナソニック㈱と共同検証を実施した。一定の条件下(※)で、停電が発生した際の夏場の想定温度下でも、1日程度はおいしく安心して食べることができる状態でることが確認された(6月29日付けプレスリリース)。 (※)冷凍庫収容率60%、環境温度25℃、及び夏場想定の32℃
  • 当社では、ホームページ内に「冷食って実はエコ」ページを設け、もしもの時でも冷凍食品を上手に活用してもらうことでフードロス削減につながるなどの情報を公開し、災害時の食の大切さ、冷凍食品の活用術、防災基礎など実体験を伴った情報を発信している。 
  • 功績申請の具体的内容

(ガバナンスの充実)

○経済、環境、社会のインパクトを特定しマネジメントする体制

取締役会による執行の監督、経営会議による重要な業務執行の意思決定を中心に、味の素グループポリシー(以下「AGP」)の順守徹底を目的にしたAGP委員会、サステナブルな経営を推進・強化するサステナビリティ戦略委員会などの運用を通じ、経済・環境・社会のインパクトを特定してマネジメントする体制を取っている。

○ステークホルダーとの対話などの説明責任を果たすための取組

味の素グループは、事業活動を行う上で、多様なステークホルダーと関わりを持つと共に、社会や地球環境の様々な資本を活用している。各ステークホルダーと双方向のコミュニケーションを通じたエンゲージメントを、グループの経営において重要かつ不可欠なものと位置付けており、「ステークホルダーエンゲージメント」において、「お客様・生活者」、「株主・投資家」、「取引先」、「従業員」、「地域社会」、「社外有識者/NPO・NGO/業界団体等」に関するエンゲージメントを公開している(詳細は以下のURLを参照)。

https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/activity/stakeholder.html

 

(環境、社会への取組)

○温室効果ガスの排出、原材料調達、廃棄物、水の利用など環境への取組

 温室効果ガスの削減、プラスチック削減、フードロス削減、サステナブル調達など、持続可能な社会の実現に貢献するために、地球環境と調和した企業活動の継続的改善に努め、環境負荷低減の取組を行っている。

・温室効果ガス削減

 製造時の温室効果ガスの削減では、フリーザー・冷凍冷蔵庫の脱フロン化、温室効果ガスの発生が少ない燃料への転換、蒸気エネルギーの利用に取り組んでいる。輸送時の温室効果ガス削減として、モーダルシフト、共同配送に取り組んでいる。

・プラスチック削減

 製品のプラスチック廃棄物削減として、トレイ不使用でプラスチック削減、パッケージを省資源化、製品出荷時のPPバンド使用削減、紙包材の使用に取り組むとともに、リサイクルしやすい素材の採用や製品以外のプラスチック廃棄物削減にも取り組んでいる。

・フードロス削減

 製造時のフードロス削減として、製造過程での削減に取り組むとともに、賞味期限の延長に取り組んでいる。

・サステナブル調達

 持続可能な原料調達(RSPO認証パーム油)、資源循環、水使用量削減、原材料調達への環境配慮(梱包方法の簡素化など)に取り組んでいる。

詳しくは、以下のホームページ参照

https://www.ffa.ajinomoto.com/sustainability/environment

○雇用、労働安全、研修と教育、ダイバーシティの確保など従業員への配慮及び、調達における人権尊重など社会課題への取組

 味の素グループでは、多様な人財の活躍や持続可能な原料調達に向け、様々な取組みを実施している。

・多様な人財の活躍

 単に働きがいを感じているだけでなく、ビジョンの実現に主体的に関わる人財の育成への投資を強化し、提案力・実行力・イノベーション創出力を高め、生産性の高い課題解決型組織への  変革を進めている。

   詳しくは、ホームページ参照 https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/activity/materiality/diverse_talent.html

・持続可能な原材料調達

 生物多様性、児童労働・強制労働の排除、持続可能な土地利用、動植物影響、森林減少の抑制、サプライチェーンマネジメント、アニマルウェルフェアなどに取り組んでいる。

(消費者、取引先への配慮)

○商品の品質を保証するための体制の整備その他顧客の満足への配慮及び適正取引の推進など取引先への配慮

 ISO9001、ISO10002の仕組みを活用し、当社の品質方針に則り、品質保証の取組の各プロセスで確実な運営と、取組の見える化を実践している。

・品質方針

原材料の調達から、商品開発、生産、物流、販売までのプロセスの見える化を推進

バリューチェーンの全ての場面において、『品質』および『環境』に関わる責任を持って、「おいしい」、「安心」、「安全」な商品を提供することに努める。

・品質保証への取組

品質保証の取り組みの各プロセスで確実な運営と、取り組みの見える化を実践

社長直轄の「安心品質会議」、「品質・環境/防災安全会議」を開催し、ガバナンスとコンプライアンスの強化

詳しくは、ホームページ参照

   https://www.ffa.ajinomoto.com/corporate/quality

○事業活動を通じた健康・栄養などの社会課題の解決への貢献

おいしい減塩やタンパク質摂取、食物アレルギー配慮の取組など、お客様の健康で豊かな食生活のために、安心・安全でおいしいものづくりを基本に、健康維持・促進につながる取組を行っている。

・食物アレルギー配慮、おいしい減塩・減糖、野菜・たんぱく質接種、ユニバーサルフード・栄養ケアの取組を行っている。

詳しくは、ホームページ参照

   https://www.ffa.ajinomoto.com/sustainability/health#anc-01

 

(その他のCSR活動)

○社会貢献その他のCSRへの取組

 味の素グループは、事業を通じて社会価値と経済価値を共創する取組(ASV:Ajinomoto Group Creating Shared Value)で成長してきた。現在も経営の基本方針(ASV経営)としている。

詳しくは、ホームページ参照https://www.ajinomoto.co.jp/company/jp/ir/library/annual/main/014/teaserItems1/00/linkList/0/link/ASV%20Report%202022_J_A4.pdf