受賞者一覧
平成30年度/第40回受賞者
【功績申請の概要】
- 卸売市場制度について、その廃止論も議論となった中、(一社)全国水産卸協会(全水卸)の副会長として、卸売市場機能の重要性を農林水産省等に粘り強く主張し、卸売市場の基本的機能を維持した制度改正の実現に尽力した。
- HACCPに沿った衛生管理が義務付けられる中、全水卸副会長として、HACCPに馴染みがない会員の意識改革・知識の向上を図るとともに、卸・仲卸・小売が連携して水産物流通として整合性ある手引書の作成を提唱する等、卓越した先見性をもって関係者を牽引した。
- 広島魚市場(株)が水産卸4社の統合により発足した際、新会社の取締役情報管理部長としてコンピューターによる事務処理システムへの移行を主導的に推進して、卸売業務の合理化・効率化を実現。また、社長就任後は、加工部門を別法人化し、収支の明確化を図ることにより経営効率を高めるとともに、明確な経営方針を示すことにより業績拡大を実現した。
- 広島市中央卸売市場水産部の取扱量が減少する中、広島市中央卸売市場連合会副会長として、同市場の活性化のためには市場の再整備が不可欠であることを開設者や市場関係者等に粘り強く説得し、意見の調整・集約に尽力。官民連携による市場整備を全棟建替えにより行うとの最終方針の決定に貢献した。